その14
ようやく999での生活も軌道に乗り、引っ越しも終わったな~と思う・・・のはまだ早く、これからやる事がまだあります。
部屋の契約前にLOI (Letter of Intent)という、「この部屋の契約するつもりです」という文書を取り交わしていましたが、その中に修理についての項目があります。
一般的にはS$150までの修理がS$200まで上げられたのは以前書いたと思いますが、4行目以降に注目。最初の1か月は家主側がすべての修理に関して責任を持つ、という項目があります。
ただし、本契約書のTA (Tenancy Agreement)には書いていないので注意。LOIを交わさない場合もあると思いますので、その場合は適用外かもしれません。または最初の1か月についての、いわば家主による保証はシンガポールで一般的な認識かもしれませんが、私はよく分かっていませんので悪しからず。
我々家族が999の引渡しを受けたのが11月19日。という事は12月18日までに家のあらゆる場所の欠陥を見つけ出して出来る限り報告しないといけません。
という事で最初の一か月は私とKで何か不具合に気付いた時にはホワイトボードに書いていく事にしてリスト化。写真とともに報告書の体でまとめます。
細かく上げていくと色々ありました。これらをまとめた文書をこっちエージェントへ送り、オーナー側へ報告してもらいます。
それから12月23日にオーナー、エージェント999立ち合いの下で全部見ましょう、という事になりました。
立会い
さて、立会当日。エージェント999とオーナー夫妻、こっちエージェントがやって来ました。エージェント999が何やら小さい工具袋とか持っており・・・
出来るところは直すぜ!
(え、プロは来ないの)
〇ドアチャイム
カバーは固かったものの、力いっぱい引っ張ると取れました。エージェント999が台の上でユラユラしながら頑張った。
〇各所 – 窓のロック金具、窓パッキン
これはあまり気にしていなかったので、お互い確認して終了。
〇エアコンの音
やや音が大きいものの騒音と言う程では無いので、お互い確認して終了。
〇便座のネジ
俺の家は20年以上便座なんて変えてないぜ!
と自信満々で言ってますが、私の経験上もうすぐネジが腐って落ちてきます。
これもまだ壊れている訳では無いので、お互い確認して終了。
〇ベランダのドアパッキン
私も何度か修理を試みてうまくいかなかった箇所。
この Super Glue で一撃だぜ!
(マジか・・・)
と工具袋から取り出した瞬間接着剤。ベランダにしゃがみこんで一生懸命くっつけてました。本当はパッキン丸ごと交換して欲しかったのだが。あまりに真剣にやっているのでツッコめず。
とりあえずくっつきました。今でもまだ脱落せず健在です。
〇ドアモニターフォン
これが少しモメました。モニターが見えず、音も聞こえないけど1階のゲートの開錠はできたので、このままでいいだろう、という雰囲気をにおわされ。とりあえずエージェント999が業者に連絡を取る事に。
数日後、こっちエージェント通じて連絡があり、機械の修理はできず交換になる。そうすると550ドル位かかるからこのまま使えないか?という打診。
ここは交換して欲しかったので、「誰か知らない人がゲートを開けてもらうために適当に部屋番号を押すことがある(実際にあります)。顔も見えず、声も聞こえないのでセキュリティ上よくない」と説明して、機械の交換を承諾してもらいました。
さらに数日後、業者が来て機械交換完了。カラーモニターにグレードアップ。現金で立て替え払いして、翌月の家賃から差し引きしました。
これでようやく1か月検査が終わりました。
上に書いたように、実際には修理などせずお互いが確認して終わった項目もあります。これは、「この不具合は前からあって、私が壊したのではないですよ」という認識をしてもらう意味が大きいです。そうすれば、故障してしまった時に修理費用を出してもらったり、minor repairの金額を調整してもらったりする交渉に使えます。
引っ越しの記録にと思って書き始めたこの記事も15回目。ようやく引っ越し完了に至りました。
現在では特に不満も無く快適に家族で暮らしております。
皆さんのシンガポールでの引っ越しの情報となれば良いですが。まあとにかく気づいた事は遠慮なく言った方が良いです。シンガポールでの引っ越しの常識やしきたりが分からないのは仕方ありませんからね。
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