公私ともな急用があり、4月19日から22日の4日間、日本滞在2日半の日程で一時帰国しました。現在はシンガポール再入国の決まりも緩和されましたが、記録も兼ねて書いておこうと思います。
日本入国の準備
まず在シンガポール日本国大使館のHP等で入国と隔離措置の条件を確認。
必要なものは、出国前72時間以内のPCR陰性証明書、と誓約書。指定国・地域にシンガポールは入ってませんし、ワクチンは3回接種してますので証明書を提示すれば上の(4)に該当します。入国後の自宅待機も無く、公共の交通機関も使えます。
なお、18歳未満の子供の取扱については下の様に厚生労働省のQ&Aにも記載があります。
こちらもご覧ください。
ワクチン接種証明書の取得
大使館のHPからリンクをポチるとICAのサイトへ飛びます。4)の項目によるとTrace TogetherかHealthHub(SingPassアプリから飛べます)ではデジタル証明が要求される場合にはmay not be acceptedと書いてますが、大丈夫です。大使館のHPの下の方にもサンプルとしてそれらの証明書がありますので、印刷して持っておきます。
また念のためデジタル証明済の接種証明はNotariseというサイトへ行き、Singpassでログイン、emailでパスワードを取得、入力して、自分の名前を選択、パスポートナンバーを入力。これでデジタル証明済みの接種証明書がスマホとemailアドレスに送信されますので、印刷しておきます。
証明書はPDFなので、可能であればJPEG化しておくか、スマホで写真を撮っておくことも必要(理由は後述)。
出国前PCR検査
ICAのサイトからMOHへのリンクをポチ。PCR検査の認定クリニックを検索します。地図上でも探せます。ここに載っているクリニックならどこでも良いでしょう。ただし、このリストでは鼻綿棒か唾液かは分からないので、めぼしいクリニックを見つけたら問合わせるしかありませんし、予約はクリニックに直接連絡する必要あり。
私の場合は19日火曜日早朝の出発、その72時間以内の土曜日の午前中に自宅最寄りのクリニックで予約を取りました。
16日土曜日、クリニックに出向くと・・・
パスポート見せて
はい。(パスポートは忘れずに!)
出発はいつ?
火曜日の早朝です。
え、早い。
日本は出国72時間以内なんです。
いえ、早すぎるわ。念のため、明日の同じ時間で予約取り直しますね。
え。マジで。
説明しても聞く耳持たない恐るべしマレー女性。強制的に予約を取りなおされました。実際、72時間以内と言う国は少ないらしく、48時間以内という国が多いそう。シンガポールもそうですね。
翌日、再訪問して無事にPCR受ける事が出来ました。医者には「日本はまだPCR要るのか。ヨーロッパとか全然要らないぜ」と言われながら鼻綿棒へ臨む事に。鼻綿棒でのPCRはインフルエンザの時に鼻に薄い試験紙を突っ込まれるのをイメージしていましたが、まっすぐ正面を向いてやや上を見る感じで、水平に長い綿棒を鼻奥深く突っ込まれクリクリ回され・・・痛さにマジでびっくりしました。終わったと思ったら反対側の鼻の穴もクリクリ・・・涙が出そうでした。こりゃ子供は無理やな、と思い。
結果は、翌日の昼前にはemailで来るという事で、クリニック退散。
翌月曜日の九時過ぎには陰性証明書をemailで受信しました。これも印刷して、JPEGファイルも用意しておくと。
質問票・誓約書の提出
大使館のHP見てると「ファストトラック」なるものがあり、入国時の検疫手続きが事前に済ませられるという事でチェック。
まずはMySOSというアプリをスマホにインストール。誓約書はアプリ上で選択していき簡単に終了です。飛行機の座席番号の入力もあったように記憶してます。
次に、ワクチン接種証明書をアップロード。このアップロードがPDFではダメだったので、JPEG化した記憶が。多分写真でも大丈夫だと思います。アップロード直後は「審査中」なのが数時間後には「登録済み」となりました。
続いてPCR陰性証明書のJPEGファイルをアップロード。同じくアップロードの数時間後には「登録済み」になり、アプリの画面が緑色に変わりました。
これで、出国の準備が完了です!
(MySOSでの事前登録は到着予定日時の6時間前まで完了しないといけません)
シンガポール出国
早朝の便の為、夜中タクシーに乗りチャンギ空港へ。何年ぶりか、タクシーから見るこの景色・・・
ANAのチェックインカウンターへ行くと、PCRの検査証明を見せるよう要求されました。それ以外は特に何も聞かれず。
以前と同じように自動化ゲート通過、パスポートを見せてササっと出国完了。簡単です。何も以前と変わりありませんでした。
機内も空いており、快適な空の旅でした。
なお、搭乗のグループ分けは窓際から機内側へ向かう順に分けられていました。家族連れでもこのグループ分けで搭乗のタイミングが異なる場合もあるでしょう。
日本入国
成田着陸後、降機の案内が出るまで機内で待ち。乗り継ぎの客から降ろされていきます。降機してしばらく歩くと、検疫の第一関門があり並びますが、簡単な質問に答えてMySOSの緑色の画面を見せれば難なく通過。下のようなチェックカードを受け取ります。
その後、第二関門の到着時PCR検査の場所へ進み唾液を採取。検査結果の待合所で座って待ちます。検査結果が出るまで大体1時間位かかります。陰性の人は番号を呼ばれて下の検疫済みのカードを受領。
あとは日本人は自動化ゲートへ案内され、パスポートをスキャンして入国完了。私は入国スタンプが必要だったので、自動化ゲートの後のカウンターでスタンプもらいました。
もうすでに時間がそれなりに経っていたので、荷物は全てターンテーブルから降ろされて並んでいました。荷物取って、検疫のビーグル犬に匂いチェックを受けて税関のカウンターへ。
税関では何も特別なことは無く通過して、ようやくすべて完了。MySOSで多少の時間短縮はできたとはいえ、ここまで着陸から約2時間かかりました。私は到着時PCRの事をすっかり忘れていたのですが、ほぼPCRの検査待ち時間が大勢を占めます。
次回は、日本出国からシンガポール再入国について。
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