年末年始の事件 -大阪から甥、姪が遊びに来ました-

うちの子供たちは上の子(小学生)が12月上旬から1か月超の休み。下の子(幼稚園K2)は年内カレンダー通りで、1月から小学校に上がり、上の子と同じスケジュールに。

休みが長すぎるという事で、日本の冬休みに合わせて大阪の甥(18歳)、姪(14歳)を子守バイトしにシンガポールへ来るよう誘う事数回。誘いに乗ってやって来ました。

なお、彼らは2回ずつのワクチン接種済みでしたが、日本の入国の決まりで3回ワクチン未接種なら出発(帰国前)PCRの陰性証明書が必要になります。スクートでの日本への帰国便は1月5日出発の予定。出発72時間前の1月2日に近所のクリニックへPre-Departure PCRの予約を取りました。

到着

12月25日深夜着の便でチャンギ到着。そこそこ満席に近く、マスクはずっと着用していたそう。

二人が来るのは子供たちに黙っていたので、朝起きたらお兄ちゃん、お姉ちゃんが横で寝ていて大喜びでした。

異変

寝るのも遅かったので26日は普通に家で過ごし、晩御飯は外食。

27日も市内観光へ。

28日、軽い咳やのどの痛みを言い出し・・・ARTやってみると陽性が、出た!!飛行機の機内でもらってしまったのか。

規則上、72時間は家で自己隔離しないといけないので3日間は家で過ごすことに。やや体調も悪そうだったので家でゆっくりするしかありませんでした。

帰国便の変更

まず1月2日のPre-Departure PCRは100%陽性になるに決まっているので、1月5日の便には乗れない。1月10日(火)には日本で学校も始まるのでそれまでに帰らないといけない。

という事で、変更手数料を払って1月8日(日)の便に変更しました。PCRの予約も少し遅らせて二日前の1月6日に変更

経験上、ARTで陰性になるのが1週間前後。ギリギリいけるかどうかという判断でした。

不幸中の幸いと言えるのか、二人同時に感染したのはまだ良かったのかも。時間差で感染してると帰国の予定が立てられない。

出発前に大阪の姉が購入していた海外旅行保険の延長も頼みました。

ART陰性へ

その他、市内観光やらBBQの予定で仕事も休みにしておりましたが外出できず家でずっとスイッチで遊ぶ日々・・・今さら休みをキャンセルして出社する気も起きず、一緒にスイッチで遊ぶ。

そして、二人は平和に紅白歌合戦を鑑賞し、コロナ感染者として2023年を迎えました。

1月1日、姪はARTで完全な陰性を確認。早い。若さゆえか。おせちも食べて元気回復してました。

1月4日、甥のART陰性を確認。少し時間差ありましたがようやくみんな揃って通常活動できるように。

1月4日、かねてより決めていた予定のユニバーサルスタジオへ行ってきました。ローカル学校も始まった平日でしたが結構な混み具合。

1月5日、リトルインディア観光。二人とも念のためARTして、しっかり陰性を確認!

PCR受検

1月6日、日本入国の為に必須のPre-Departure PCRを受ける為、近所のHealthway Medicalグループ傘下のクリニックへ。

二人曰く、医者が上手で奥まで綿棒を突っ込まれたものの痛くなかったそうな。

これで明日中に陰性結果を入手すれば、少し予定はずれたものの1月8日に日本へ帰国です。

待てど暮らせど

1月7日、午前中が過ぎましたが結果が送られてこない。

とりあえず気持ちを切り替えて、甥姪を連れてハウパーヴィラ(旧タイガーバームガーデン)観光・・・二人には新鮮に映ったようです。

15:30にクリニックの問い合わせ先になっているHealthway Medicalのe-mailへ催促の連絡。

それでも結果が来ない。

再び気持ちを切り替えて、夕食にソンファバクテーを食べに行く・・・二人には新鮮な味だったようです。

家へ帰ってもまだ結果が来ない。

明日朝の便に乗れるのか確定していませんが、早朝になれば結果が来ることを期待して寝るしかない。

出発の日

空港へ行く前提で5時起床。

結果は来てませんでした。チェックインの時間までに結果来ることを期待して空港へ行く事も考えましたが、結果が来そうな雰囲気が感じられなかったので出発しない事を決断。

二人は気になってあまり眠れなかったようです。かわいそうに。

とは言え、8日の飛行機に乗れなくなった事は確定。いかに早く帰れるかを考える。

ネットで調べて、ブギスのRaffles Medical Travel Testing Centreが予約なしでExpress ServiceのPCRが受けられるという事で、電話して確認。24hrいつでも対応可、6時間以内に結果出るという事。さすがワクチン接種も一手に引き受けていたRaffles Medical、大手病院の強みです。

という事は翌9日の飛行機に乗れる。早速、便の変更を試みる。ところがチケットが1回限り変更可能なクラスで、既に1月5日から8日に変更済みなので、もうこれ以上は変更不可。時間も出発時間2時間前は切っていたのでダメでした。チーンです。

気を取り直して翌日の便を探す。スクートの同じ便を安い値段で取ることが出来ました。大阪の姉へも電話で報告。海外旅行保険の延長もお願いした。

車をブギスへ走らせてTravel Testing Centreへ。ところが24hr受付は緊急扱いで違う、という事で8時の開業を待つ事に。待ち時間も30分弱だったので許容範囲。並ぶ列も一番乗り。

時間になり、二人のパスポートや旅程情報を記入して支払い。二人でSGD 393.60。う、高い。しかし仕方ない。PCRはすぐに終わり、帰宅。寝不足と気疲れでグッタリです。とりあえず二度寝しました。

やっと結果が出た!

お昼前に目覚め、メールをチェックするとRafflesからメールが。3時間ちょっとで結果きました。早い。

陽性確定

おい!陽性やないか!と一人でツッコむ。

翌日9日の便に乗れない事が確定。二人へ説明。さらに凹む。

まずは大阪の姉へ報告。できる事を調べるのでちょっと待ってもらう事に。

どうすれば帰れるか

2022年4月?だったか日本への帰国がほぼ解禁された頃に、出発前PCRで長期間なかなか陰性にならない人がいて、日本大使館が再入国許可のレターを発行している、という話を思い出しました。

日本国大使館のHPをチェック。

あった!
難しくなさそう。

PCRで陰性になるまで待つのも、いつになるか分からない。この大使館からのレターにすがるしかない、との思いで、年末からのARTの写真類を整理して書類をすっかり揃えて大使館へメール。HPでは必要書類が整ってからレターの発効までに3-5開館日かかる、ようです。

姉へ電話して、経過報告。とりあえず飛行機を1月14日(土)に変更。10日の週の学校は休まざるを得ないので、学校への連絡やオンライン授業の段取りをしてもらいました。

後は大使館からの返信を待つばかりです。

タイミング悪く、私は9日から韓国へ出張の予定。12日(木)昼便で戻る予定でしたが、少しでも早く戻って来たいので11日(水)深夜便へ変更、12日早朝着なので12日は丸一日動けるように。

出張中色々

メールした翌日の9日、韓国へ到着してメールをチェックすると大使館から早速返事があり、一部写真の不備があるとの事で再提出の指示。ホテルですぐに写真を整理して再提出。

10日には受付完了、レター発行の手続きへすすむとの返信も来ました。丁寧な対応です。

11日、もしかしたらとの思いで、Kに二人を再度PCR受検させにブギスへ連れて行ってもらいました。陰性が出ればその翌日には飛行機に乗れるわけですし。結果

陽性再確定

チーン。

頑固です。COVID-19ウイルス。調べるとウイルスの死骸が体内に残って、PCRだと陽性の期間が非常に長くなることもあるらしいですね。

ARTは何度やっても陰性になるので、もうこうなるとPCRの意味あるのか?と感じましたが・・・

二人の帰国が確定しないまま、私も予定通り12日(木)の早朝にシンガポールへ戻ってきました。
出張中、留守番組の出来事はこちら↓

進展

帰国して寝不足でボーっとしたまま帰宅。疲れました。

メール見ると、大使館からメール来ておりフライトの予約確認書を送って下さい、という依頼でした。出しますよー、とすぐに返信。数時間後にはレター受領できました!

このレターがPCR陰性証明の代わりで再入国できます、との大使館の言葉がメールに書いてありました。内容は非常にあっさりしたものです。

翌13日には帰れる、という事を二人に告げると本当にホッと安心した様子。14日の予定でしたが、一日繰り上げて翌日の便へ変更。姉へも帰る事を報告して、ようやく準備が整った日でした。

1月13日、空港にて

再び早朝起床。うちの息子、娘も見送りに行きたいという事でみんな一緒に空港へ。

パスポート、eチケットの控え、ワクチン証明(2回)、大使館のレター、1月8日のPCR陽性結果、を持参して、いざチェックインカウンター前の受付のお姉さんの所へ。

スクート係員
スクート係員

(無言で手を差し出し書類を要求)

R
R

はい、どうぞ

スクート係員
スクート係員

(パスポートチェック)OK

(チケットチェック)OK

(大使館レターチェック→何の書類か分かってなさそう)

(ワクチン証明チェック)

ワクチン2回しか受けてない。出発前PCRの検査結果は?

R
R

PCR検査結果(1月8日の検査)はこれで、陽性だったので大使館にレター発行してもらったんです

スクート係員
スクート係員

(PCR検査日を見る。でもPositiveの結果は見てない)

検査日が古い。無効。

R
R

だから1月8日のPCR検査結果が陽性だったので大使館にレター発行してもらったの

スクート係員
スクート係員

検査日が古い。無効。乗れない。

(出口を指さして)あっちへ出て

R
R

(怒)だから1月8日のPCR検査結果が陽性やと言ってるやろ。結果見たか?

回復後、ART陰性でもPCRで陽性が出てしまう人達の為に日本大使館がレターを発行してる。1月8日が72時間前じゃないのは分かっている、だからレターと一緒に持参している。このレターは陰性証明の代わりになるもの。内容読めよ、お前。この書類の事知らんやろ。知らんのやったらお前のボスを呼べ。お前では話にならん。

スクート係員
スクート係員

(ややたじろぐも、無線で何か連絡)

ちょっと横で待って。

(と言いつつ、並んでいる他の人の書類チェック再開)

R
R

(怒)早く呼べ。

スクート係員
スクート係員

待って。

(他の係員到着。誰かを呼びに離れる)

係員上司
係員上司

はいはい、どうされましたか?

R
R

PCR検査結果(1月8日の検査)はこれで、陽性だったので大使館にレター発行してもらったんです

係員上司
係員上司

はい、見せて下さい。

(大使館レターに目を通す)

大丈夫ですよ。チェックインカウンターへどうぞ。

R
R

あざす

係員上司
係員上司

(係員に向かって)

レターにこれこれ、こういう事が書いてあるでしょ。このレターで大丈夫。

スクート係員
スクート係員

……

メガネ係員に軽蔑のまなざしを向けつつ、ドヤ顔で第一関門突破。チェックインカウンターへ向かう。

スクートカウンター職員
スクートカウンター職員

こんにちは

R
R

(パスポート出して)はいどうぞ

スクートカウンター職員
スクートカウンター職員

(しばし待ちの後、手続き完了と思いきや)

Unaccompanied Minorsの同意書出して。

R
R

は?

スクートカウンター職員
スクートカウンター職員

Unaccompanied Minorsの同意書出して。

R
R

は?

ようやく気付きました。数年前、甥とその友達(当時中三)が日本からシンガポールへ遊びに来た際に、搭乗の同意書と子供のアテンダントサービス不要の同意書みたいなのにサインが必要だった事を。

R
R

いや、彼(甥)は18歳やで。パスポート見てみ。

スクートカウンター職員
スクートカウンター職員

(隣の係員と何やら喋り、その後無言)

……

スクートカウンター職員
スクートカウンター職員

(チケット差出し)

はいどうぞ。

R
R

(怒)(なんやねんお前ら)

インド系スクートカウンター職員に軽蔑のまなざしをむけ、ドヤ顔で第二関門突破。色々とありましたがチケット入手したのでもう大丈夫。飛行機乗れます。カフェで軽く朝ご飯を食べて、イミグレ前のスペースでみんなで記念写真を撮影。

関空についてからの手続きがやや心配ですが、日本なら大丈夫だと思い見送り。大使館のレターもあるので入国拒否なんてことはまず考えられないので。

帰国

甥から後で到着時の事を聞いたところ、mySOSの事前入国登録の列から外れるので少し待ち、大使館レターを見せると、ちょっと横で待つように言われ別の係りの人が来て書類をチェックしたそうです。

特に大きな支障は無く無事に再入国できたとの事でした。

元々の予定では、12月26日(25日深夜)着、1月5日帰国の、10泊11日の予定が延びに延び、18泊19日の過去最長の滞在となりました。

二人ともいつ帰れるか分からない不安はあり、PCRで陽性の結果を見て沈んだりもしましたが、よく頑張りました!

甥は「もう、しばらくはシンガポールはええな」と言ってました。

出張でも個人でもスクートは何度も乗ってますのでサービスは期待するもんでは無いのですが、今回の様に突発の事態や通常外の対応は人の質が良くないなと感じました。態度、言葉遣いなども含めて、それが価格差に表れるのかなと思います。

日本では、5月8日に新型コロナウイルスが5類へ分類が変更された後の水際対策の緩和はまだ検討に入ったばかりだそうで。早く元の自由な往来が出来るようになる事を願います。

次の機会に、結果が来なかったPCR検査の料金回収や日本での海外旅行保険の事をまとめて書こうと思います。

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