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引っ越し前
引っ越しは11月22日の月曜日。直前の週末の土日に会社から台車を拝借して、自分で台車で運べるものはちょこちょこと移動しました。特に衣類。日本の引っ越し屋さんのように衣類専用の段ボールケースがあるわけでは無いし、衣類だけでも結構段ボールの数を食ってしまいます。自分で運んで、段ボールを空にしてまた他の物を詰めて・・・と繰り返しました。
段ボールは支給と言うか引っ越し業者から追加で買えますが、ガムテープなどは付いてこないので自分で用意します。
あとは、数色のマジック(permanent marker)を買って、部屋毎に違う色で部屋名を書き込み。(Kitchen, BR(Bed Room)1, BR2…, Portal, Yard,等々)
これで当日朝を待つばかり。
引っ越し当日
いつもより早起きして、まずは4歳の娘を幼稚園に早めに送って、家に戻り、息子は定時にスクールバスへ見送り。Kは台所の片付けなどをまだやっておりました。
9時半に引っ越し業者到着。総勢恐らく8名。マレー系のリーダー1名、マレー系チーム3名、中華系チーム4名。全員ズカズカ土足で乗り込んで来ました。リーダーが家の中を一通り見て、持っていく物、持って行かない物を指示。基本的にはオーナーの持ち物である冷蔵庫と洗濯機以外は全て持って行かないといけません。
(会社のシンガポール人同僚に聞いたところ、賃貸物件ではコンドにしろ、HDBにしろ、一般的に最低限冷蔵庫は備え付けてある場合がほとんどだそうです。洗濯機がある場合も多いとか。)
私が189で荷物出しの指示、Kが999へ移動して引っ越し開始。
さすがに馬力ある漢達で本が入った重い段ボールもドンドン積み出されていきます。小物類は、大きな段ボール(洗濯機の段ボール等)をテープで補強したでかいコンテナにポイポイと放り込む。
そして荒っぽい。
うちは大して気を遣うような家具は無いですが、気になる人は「ヒィー」ってなるかも。私も「安いだけに雑やな・・・」と思ってみておりました、特にマレー系チーム。
「次はどれ持っていくんだ?」とマスクを下にずらした顔でグイグイと迫ってきます。
大物を出し終えたところで、中華系チームリーダーのおじさん一人残して、業者メンズは999へ移動。
このおじさんが良い人で、家具をラッピングシートで巻く作業も丁寧に行っていました。総じて中華系チームは仕事が丁寧で物腰柔らかい人たちでした。
999での作業も一段落したのか、メンズが189へ戻ってくる。その内の一人が「腹の調子が悪いからトイレ貸してくれ。朝ごはんが悪かった」とトイレへ入り、ウ〇コにしばらく出てこなかったりしたものの、運び出し作業継続。
そんなドタバタの作業中に、見知らぬおばさんがフラフラーっと家へ入ってきた。
いい部屋ね。バルコニーからもいい眺め!
(誰?)
3ベッドルームなの?広いわね。
(誰?)
は、まあ。
とプラプラして出て行きました。隣家の知り合いのおばさんが顔出して挨拶してきたので、妹だかなにからしい。突然入ってくるのはどうかと思いますが・・・
Kの999の方でも、知らないおばさんが入ってきて部屋を見て行ったりしたそうです(これも999での隣家の知り合いか親戚筋と後日判明)。こっちは忙しくて相手してる暇もないので、ほとんど無視してましたが。この引っ越し中の乱入はシンガポール引っ越しあるあるなのか、よく分かりません。
なんだかメンズ達が終わったような雰囲気を醸し出した所でしたが、物置の荷物が丸々残っている!
リーダーを物置へ連れてって
ダメよ、ここの荷物も全部持ってってよ。
それは聞いてないぜ!
朝見た時に言ったやんか。とにかく持ってって!
と無意味なやり取りも発生しましたが、何とか運び出し終了。ここまでで彼らの終了予定時刻を過ぎていたようです。
他の現場へ電話して「まだ片付いてないから遅れる」という様な事を話していたり。ちょっとイライラ気味、見てるこっちもイライラしてくる。
とりあえず弁当休憩となりました。
Kと私は食べるものも用意してなかったので、999の片付け続行。
999で後は大物家具や家電を配置したりの作業を残すのみとなったので、リーダーが価格について話があると。
見積では小さいトラック1台という話だったんだが、荷物が多くて1台をちょっと超えた。その分の追加費用が要る。トラックで999へ横づけできなくて、時間がかかった分は追加請求無しにしておくから。
見積の為に下見も来てたのに何なのよ、それ
でも実際に荷物が多かったし、トラックで横づけできないのは見てなかったし
見てなかったのはそっちの責任やろ
でも荷物が多かったし、トラック1台を超えたし
しょうがないな、後で営業に文句言っとく。払うわ
と彼と議論しても仕方ないし、折り合わないと判断。追加金額もそれほどでは無かったのでサインして支払い。しめてSGD 588.50。5万円程と考えるとまあ妥当か。
ちょっと曰く付きの人たちを雇っている引っ越し業者だとは以前に書いた通りですが、昔ちょっとヤンチャしてたんやろな、という人はそれなりに居ましたが、ビビるような怖い人はいなかった。
ただ一人、足首にGPS機器と思われる輪っかをつけている人がいました。性犯罪者?保護観察中?
189の荷物だしの合間にカーテンを外して、それを掃除業者が取りに来て渡したりしました。業者の人が脚立持ってきてたので、取り外しもやってくれるつもりだったようです。
999では引っ越し業者が帰った後に、Starhubが回線の開通作業に来て対応したり。
色々あって疲れた。
その後、息子が帰ってきて。娘を迎えに行って999へ連れて帰って。二人は新しい場所でキャッキャはしゃいでました。
その11
その9
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