その1はこちら
家探し
さて、引っ越しを決めたもののやはり今住んでいる場所には長年慣れてきているので、今から環境を変えるのは色々とストレスが大きい。
という事で、9月10日に同じアパート(コンド)内で似たような部屋を探すようこっちエージェントに頼みました。また下の階の友人が引っ越しで出て行ったばかりなのも知っていたので賃貸に出ていないか確認をすることに。
実は同じコンド内での引っ越しは4年前にも一度経験しています。その時は1階下へ降りただけだったので簡単に済んだ記憶があり。
シンガポールでの家探しは↓のサイトでほぼもれなく検索できます。
家賃交渉に暗雲が漂いだしてから数日、頻繁にこのサイトで自分のコンドの for rent を探しては、更新を連打していました。しかし見つかるのは一部屋貸しだけとか、 Fully Furnished (家具全部付き)でオーナー好みの趣味の悪いギラギラした部屋であったり、真っ赤な落ち着かなさそうなソファがドーンとリビングに居座る部屋だったりで、「無いなぁ」などとKと話していました。
ところが9月11日にはこっちエージェントから、似たような間取りで1件あるぜ!と言ってきたので14日に内見へ行くこととしました。
オーナー氏との相性
家賃もさることながら引っ越しをした理由の一つとしてはオーナー氏とエージェント189が全く協力的でなく、塩対応だったこともあります。
その背景には、一般的に使われているCEA(Council for Estate Agencies/不動産エージェントの監督官庁)による標準の賃貸契約書に”MINOR REPAIR”という条項があります。
空欄の金額はS$150であることが多いようです。つまり家や備え付けの備品、家具、家電類が何か故障した際には150ドル/個までは借主負担。それを超えた場合はオーナー負担という事です。修理費用が150ドル未満の場合は全額自己負担です。(エアコンやその他大型家電の買換えなどは除く)
例えば
天井照明のカバーがぐらついており、外してみるとプラスチックのフックが劣化して壊れていた事がありました。交換を依頼すると、エージェント189からは「好きなもの買いなさい」という返事。「え、自分で買うの?」と思いましたが、かねてから天井扇付きの照明に変えたいと思っていたので、自分で購入しました。
そして今度は
とある夜、ベッドルームの照明のカバーが突然ベッドの上に落ちてきました。偶然、子供たちはベッドの下でゴロゴロしていたので何事もありませんでしたが、寝ている上に落ちてきていたら大惨事です。
他の部屋の照明器具もプラスチックの部品が劣化していたりで不安があったのでこっちエージェントに「照明器具で事故になる可能性もあるから全部取り換えてほしい」と言ってみました。
ほどなくしてエージェント189通して返事が来て「MINOR REPAIRで150ドルは負担せよ」という連れない返事。照明器具は5個あったので計750ドルの計算です。そんなお金出せないので、とりあえずはベッドルームの照明はカバーを外して使う事にしました。眩しかった・・・
照明が蛍光灯では無く変なLEDになっているのに気づく方もいると思います。もともとスリム型の蛍光管が入っていまして、この蛍光灯がどこにも売っていなかったのです。
照明器具業者に色々問い合わせたり、果ては照明器具メーカーのPhilips Singaporeにまで問合せましたが、結局見つからず断念。近所の雑貨屋でLEDへの代替品を買ってきて全部の蛍光灯をLEDに変えました。これも要らない出費です。
実は私はこのオーナー氏に会った事ありません。何かあった時に来るのはエージェント189のみ。彼から伝えられる言葉も高圧的でイラっとした事も多々あり・・・。前の部屋でも今の部屋でも引き渡し時などにはオーナーが立ち会っておられましたし、問題が出ても顔を合わせて話すことができるのであまり変な誤解も無くお互いほどほどの所で妥協しようという気持ちになります。
内見
さて9月14日、お目当ての部屋をK、こっちエージェントそして新しい部屋のエージェント(以下、エージェント999。こちらのお部屋はブロックNo.999)と共に訪問しました。今の住人はUKから来た50代後半?と思しき紳士。子供は無く奥様(不在)と二人暮らしだそうです。住人氏もエージェント999も愛想よく好印象です。
部屋は備品は冷蔵庫と洗濯機と乾燥機のみ。乾燥機は既に持っていたので撤去をお願いすることにしました。部屋の広さは同等でバルコニーだけが狭くなりますが許容範囲。
こっちエージェントとエージェント999と住人と私で談笑していましたが
もう退職してUKでゆっくりするの?
いや会社縮小の人員整理で・・・
とブッこんで、和やかな雰囲気に微妙な空気が流れ込んでしまいましたが・・・部屋を出て、K、こっちエージェントと話してその場で契約することに決めました。
こっちエージェント曰く、「新オーナー氏はインド系の人に貸すのは嫌がっている。日本人なら多分問題なく決まるよ」と言ってくれました。インド系の人は壁にペインティングしたり、お香や料理の匂いが残り、退去後の処置に手間がかかることも多いらしく。
さて、家賃の交渉と引っ越しの準備に進まないといけません。
その3↓
その1↓
コメント