シンガポールでは、7月~8月は行事が多いです。
例えば、
毎年7月21日 | Racial Harmony Day(民族融和の日) |
旧暦7月 | ハングリー・ゴースト・フェスティバル (「中元説、盂蘭節、鬼節」などど呼ばれるシンガポールのお盆) |
毎年8月9日 | National Day(独立記念日) |
あまり聞き慣れないRacial Harmony Day(民族融和の日)では、様々な民族が居住し、公用語が4つ(英語、中国語、マレー語、タミル語)あるシンガポールで、人々が仲良く暮らすことをお祝いします。
祝日ではなく、子どもが通っているローカル保育園ではイベントがあります。子ども達はそれぞれの民族衣装で登園し、多民族の共存や多様性について学びます。
息子が2歳ごろ、保育園から「日本の民族衣装や食べ物について説明して欲しい」との依頼を受け、友人に借りた浴衣を着てお邪魔したことがあります👘
園には、チャイナドレスや孫悟空の様な格好の中華系の子ども達。
子ども版サリーを着たインド系の女の子。
某航空会社の制服に似た衣装のマレー系の女の子。
手づくりの銀の飾りがたくさんついた衣装のミャンマーの女の子‥
などなど、様々な民族衣装を着た子ども達がいました。
子ども達は、普段は制服なのでさほど意識することはないのですが、この日ばかりはシンガポールの多民族国家を改めて感じました。
我が子はというと、唯一ウチにあった民族衣装(?)の半被で参加。だいぶ前に母が「お祭りの時に着たら?」と言って送ってくれたものです。陽の目を見ることが出来て良かった😃
そもそも、民族融和政策がとられた発端は、
1964年7月21日、最初に起こった民族間の暴動でした。その暴動は、最終的にはその年に36人の死者と500人以上の負傷者を出すに至りました※。
1998年、シンガポール教育省は7月21日を「民族融和の日」と定め、学校では民族の違いやその違いを尊重することなどについて教育する活動を開始しました※。
今年、娘の保育園でのお祝いは7月28日㈭でした(当日にしない場合もあります💦)
この日、娘はちょうどコロナ陽性で自宅療養中のため、お祝い行事に参加できませんでした。前の週末に来ていく衣装を決めて楽しみにしていたのですが、、、(残念😿)
大人になっても覚えていてほしい行事・考え方の一つです。
※(出典・次より意訳)Racial Harmony Day a reminder that S’pore’s diversity is a strength: President Halimah, PM Lee.THE STRATSTIMES.2021年7月21日, https://www.straitstimes.com/singapore/racial-harmony-day-a-reminder-that-spores-diversity-is-a-strength-race-remains-an-urgent.(2022年8月3日).
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